国産ヒノキ構造材

土台と柱

国産桧の柱国産桧の製材品で芯持材を使います。
含水率は20%以下の指定。

山で100年近く育った木を切り出し、乾燥させます。現場に来る時は家を支える構造材として新たな生命を与えられます。木は乾けば乾くほど圧縮強度が増していくという不思議な性質を持っています。当社の現場に来た木材の含水率は、築後10年で16%に、20年で12%くらいになることが、今までの調査経験で分っています。

東京では、今や、柱や梁に集成材を使うことが非常に増えています。当社では製材品が入手できる限り集成材を使うことは避けたいと思っています。

集成材は、 @強度が高い、A含水率15%でよく乾いているから狂わない、B安いといわれます。
国産桧の柱強度が高いのはよく乾いているからで、製材品も15%まで下がれば同じです。例えば3寸5分角(10.5×10.5p)の柱が耐えられる荷重は3.8tですからかなりのものですが、柱を受ける土台の方は圧縮力を受けてめりこみます。めりこみの許容応力度は桧で25s/cuなので柱断面(約110cu)を掛けると2.75tまでとなります。土台のめりこみ変形は床の傾斜たわみに効いてきます。ですから柱の負担荷重はもう少し余裕をみて2.2tくらいで抑えたいところなのです。
集成材の柱が3.8tの強度があるといってもあまり意味のあることではないといえます。製材品でも新築当時に含水率20%であれば、2.7tの強度があり、反りやねじれは多少あるものの壁の仕上げに影響を及ぼすとしても許容できる程度です。

集成材価格は確かに安いです。3寸5分角長さ3mの柱1本で比較すると、国産桧が4600円超、ホワイトウッド集成材だと2000円ですから、単価では倍以上違うことになりますが、40坪の2階建の場合、柱の本数は多めに計画しても100本ですから、全体の差は26万円ということになります。なんとか他で調整できる金額だと思うのです。
日本の一次産業は弱体化しています。林業もそうです。1本4600円でたくさん買ってあげても山側はやっていけません。いくらで買えば日本の林業の将来に希望が見えてくるか、ある試算で、1本6000円以上でないと資源の循環型産業として成り立たないとされています。これが現実です。自国の農・林・漁業は守らなければなりません。自分たちの今と将来世代のために、少々高くても買うという心意気が必要です。

梁米松の乾燥材(中国木材株式会社のドライビーム)を使用しています。


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