宮崎眞 経歴

この世界は技術を早く手に入れろ

宮崎眞
代表:宮崎 眞

注文住宅専門に独自のこだわりで銘木材を使い和風造りや和洋折衷の住宅を主とし神社仏閣の修繕など行う頑固親父に、
この世界は技術を早く手に入れろ‥・
まずは外の飯を食べてもまれてこい‥・
と住吉建設へ入社する事になります。

何年経てば修行が終わり実家へ帰るのか?
建築の奥深さ等なにも知らずになすがまま入社し初めに就いた部署は非木造部でした。
非木造とは字の通り木造以外の建物で鉄筋コンクリート造・鉄骨造を中心に建築する部署です。
主に積算、材料運搬、現場段取り、材料の荷揚げ作業で体が鍛えられました。
また、鉄筋工・型枠工・大工・防水工等も多職種の職人さん達に厳しく一時には優しく接してもらい人間関係の勉強にもなりました。

材料の運搬、大工さんの手元、掃除や片づけから始まり

宮崎建設
店舗竣工

非木造部を3年程経験の後、店舗・家具部へ移る事になります。
ここでは他社から受注する家具の図面作成や工場職人への指示、また店舗では現場調査・採寸を基に現況図面を作成しプランをご提案する作業を行いました。
家具は個人住宅のオーディオラック・下足入れ・キッチン・洗面カウンター等多種多用の物を製作し、店舗では喫茶店・靴屋・カレーショップ・雑貸店等を手掛けました。

頑固親父は普段私の仕事についてほとんど聞く事もなく関心がない様な対応でしたが、この頃「なんか自分の職と違う方へ進んでいる」事に気づき、「早く木造の勉強をさせてもらえ」と勝手な事を言い始めました。
それがたまたま願った様に前部署を3年程過ぎたころより木造部に配属となりました。

宮崎建設
靴屋のカウンター 納まり図

やはりと言うか初めは材料の運搬、大工さんの手元、掃除や片づけから始まりこれが非常に長い間続きました。
とにかく雑用係的な扱いでつまらない、こんな事何時まで続くのか? 辞めたい。
しかしこの期間は自らが勉強する時間でした。
会社上司も現場の職人さんも私自信が率先して分からない事を聞く・探す、仕事の工程を考える、この様な事から廻りが聞いてもいないのに教えてくれる様になり徐々に楽しくなって行きました。
親父の小言で、「仕事は教えるものではなく盗むもの」と良く言っていた事を思い出しました。
現場では気になる事を見て聞けば教えてくれ、奥深い事は「まだ早いもう少し勉強してから聞け」と突き放されこの頃から建築の本当の面白さが分かり始めた様な気がします。

宮崎建設
頑固親父が作った東屋

大工さんは寸法を伝える際に「尺」で話します。 「おい1尺位の木端をもってきてくれ‥・」
この1尺(303mm)が分からなく覚えたと思えば「3尺4寸6分で切ってきてくれ」と言われ頭の中で計算するのが大変でした。

この辺から「仕事は見て盗め」の本意が理解できるようになり、材料名称・仕組み・納まり等を覚え少しづつ職人さんと渡り合えるようになりました。
3年程経つと自社物件の設計・現場管理・予算管理と一通りの仕事を任されとても充実した日々が続きます。
頑固親父が様子を伺に来ます。 「そろそろ戻ってきて見るか‥・」私は「これからだよ、今辞めたらもったいない‥・もう少し先だよ」
結局この機を逃した頑固親父はあきらめる事になります。

宮崎建設「きちっとした良い家を造ってもらった」の―言

住吉建設では木造の自社物件と大手ハウスメーカーの下請けとして木造物件の受注も行っていました。
2棟ほど自社物件をこなした後にハウスメーカー物件の現場を監督する事になりました。
規格化された建物のプラン・構造・建材等で短期で1棟を完了させる工程はとても忙しく工程管理が大変でした。
また工事中の変更や問題点・確認事項ではメーカーの現場担当者では回答できず、設計に聞かないと・・・営業に聞かないと・・・等等なかなか決まらない事が多々あり現場をまとめる事が非常に難しい事を体験しました。
メーカーの現場担当者は一人で10棟以上を担当してしているのが通常で、現在現場はどこまで進んでいるか? 次に何の情報を現場へ伝えなければいけないのか‥・分かっていません。
宮崎建設現場任せ。
しかし10棟も担当していれば仕方ありません。

メーカー担当者は下請け業者の良し悪しで仕事量が増減します。
私は質疑事項を早々にまとめ、納まりや疑問点は図面を書きメーカー担当者が選択して決められる様資料を作成し、現場が止まらないよう上手く流れるように管理する事を覚えました。
ハウスメーカーの建物ですが現場作業をする職人さん、現場監督は住吉建設の技術者集団です。
まずはここに住むお客様の顔や希望や夢は見えませんが「きちっとした良い家を造ってもらった」の―言が聞きたく職人さんと頑張りました。

宮崎建設全てが家造りに結びつく大きな財産を手にしました

その後は自社物件に戻り設計・打合せ・現場管理・予算管理の成熟に取り組み終末は設計事務所の物件を担当する事が多く、様々な要求に対応し時には瑕疵となりうる納まりには「できません」と強い気持ちで応対し、代替え案を提示してなるべく施主・設計者の希望にそう様努力しました。

住吉建設勤務25年の経験は建築全般を体験し全てが今日の仕事に大変役に立っています。

非木造の現場を知り店舗の設計に役立ち、家具を経験したことが注文住宅の造り付け家具や設計事務所の仕事に役立ち、ハウスメーカー住宅の現場監督で段取り・工程・納まり等を身につけ全てが家造りに結びつく大きな財産を手にしました。

>> 単行本、専門技術雑誌への執筆活動

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社屋

宮崎建設株式会社

〒181-0013
東京都三鷹市下連雀3-2-15
TEL:0422-76-2738
FAX:0422-76-2717

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