「JFEフレームキット」は、木造軸組工法(在来工法)の柱、梁、筋交い、土台などを鉄骨に置き換えたものです。
躯体である鉄骨は耐久性、耐食性に優れた高耐食性溶融メッキ鋼板を使い、合理的な構造設計に基づいて骨組みを組立てる鉄骨プレカット住宅構造体です。
JFEのフレームキットは、狭小住宅、耐火共同住宅・戸建住宅、軟弱地盤に最適です。
溶融亜鉛めっき鋼板から作られる鉄骨部材には20年保証が設定出来ます。家族構成の変化による間取りの変更や増築にも対応出来るため、長い間安心して住み続ける事が出来ます。
※ご注意・・20年保証には手続きが必要です。名称 | JFEフレームキット | |
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構造形式 | 鉄骨造(プレース構造) | |
設計者 | JFE鋼板(株)と契約し登録された一級、二級建築士事務所 | |
工事監理者 | JFE鋼板(株)と契約し登録された一級、二級建築士事務所 | |
工事施工者 | JFE鋼板(株)と契約し登録された工務店 | |
建物用途 | 住宅系(一戸建て住宅、長屋、共同および重ね建て住宅、店舗併用住宅) 非住宅系(グループホーム、幼稚園、店舗等。別途JFE鋼板にご相談ください。) |
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規模 | 建築面積 | 1500m²以下 |
延床面積 | 1500m²以下 (1500m²を超える場合には、別途JFE鋼板にご相談ください。) | |
軒の高さ | 9.0m以下 (9.0mを超える場合には、別途JFE鋼板にご相談ください。) | |
建築物の最高高さ | 13.0m以下 | |
階数 | 1階、2階または3階 (地階を除く) 小屋裏利用3階は、直下階床面積の1/2以下まで可能 ペントハウスは、直下階床面積の1/8以下まで可能 |
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プランニング | 階高 | 1階:2.35m〜5.0m 2階:2.35m〜5.0m 3階::2.35m〜5.0m |
モジュール | 910mm/2 または 1000mm/2 | |
最大柱間スパン | 910mmx5 または 1000mmx5 | |
建設地域 | 長期許容地耐力 | 30kN/m²以上 (30kN/m²未満は特定行政庁との協議が必要です。) |
最大積雪荷量 | 2m(多雪地域) |
1.5Pプレースを使用することにより、従来タイプ1Pプレースに比べ鋼材重量を約5%軽減(=約5%のコストダウン)できます。
特に共同住宅に配置しやすいため、賃貸アパートなどの共同住宅用として最適です。
<1P=910mmまたは1,000mm>
JFEフレームキットは、各種の材料強度の測定、接合部の強度・剛性の確認、実物大のプレースパネル(耐力壁)の耐力実験を行い、安全性の高い鉄骨造住宅を供給します。
実物大のプレースパネルを使った耐力実験を行った結果、木造ツーバイフォーの約2倍の荷重まで耐えられることがわかりました。
JFEが独自開発した、制震装置です。従来型パネルと制贋パネルの特性を考慮した応答解析により、優れた制震効果が確かめられています。接合部分は従来のフレームキット構造の柱、梁をそのまま使用できる構造となっています。
(注)JFEフレームキット、プレースパネルデータはJFE鋼板株式会社実験による。
木造ツーパイフォー耐力壁データは、(社)日本ツーパイフォー建築協会発行『枠組壁工法/建築物構造計算指針(1992年)による。
JFEフレームキットは、品確法(「住宅の品質確保の促進等に関する法律」)に基づく国土交通大臣の特別評価認定を取得しています。標準仕様で劣化対策等級として、最高等級(等級3)の性能表示が可能です。
鉄骨部材の標準めっき仕様 | ||
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部位 | めっき仕様 | 適要 |
柱(□−75×75×3.2) 柱(□−75×75×4.5) |
溶融亜鉛めっき Z45 溶融亜鉛−5%アルミニウム合金メッキY25 |
- |
梁(BH−250×99×4.5×4.5) つなぎ梁(C−100×50×20×2.3) |
溶融亜鉛めっき Z27 溶融亜鉛−5%アルミニウム合金メッキY18 |
- |
梁(BH−250×100×4.5×9) 土台(H−100×100×6×8) 土台(H−125×125×6.5×9) |
溶融亜鉛めっき HDZ35 | - |
鉛直プレース 水平プレース |
電気亜鉛めっき Ep‐Fe/Zn 13 | 特別評価認定 |
接合金物 | 溶融亜鉛めっき HDZ35 | - |
劣化の軽減 に関すること | 等級 | 講じられている対策 |
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3 | 住宅が限界状態に至るまでの期間が3世代以上となるための必要な対策 | |
2 | 住宅が限界状態に至るまでの期間が2世代以上となるための必要な対策 | |
1 | 建築基準法に定める対策 |
「日本住宅性能表示基準」
(平成13年国土交通省告示、平成21年国土交通省改正告示)抜粋
注)「限界状態」とは、次のa又はbのいずれかの状態をいう。
a 通常の居住に耐えられる限界を超えて住宅の性能が低下しており、かつ、通常の修繕や部分的な交換により通常の居住に耐えられる状態まで回復できない状態
b 通常の修繕や部分的な交換により通常の居住において耐えられる状態まで回復できる状態であるが、継続的に使用することが経済的に不利になることが予想される状態
「世代」とは、一般的に一の世帯主が一の住宅を所有する期間をいい、1世代をおおむね25年間から30年間程度とする。
「劣化現象」とは、鉄骨造の住宅の場合発錆による鋼材の断面の欠損のことをいう。
JFEフレームキットの標準部材として、柱の板厚が3.2mm、梁の板厚が4.5mmの軽量部材を使用しています。また、構造計算により最大の効果が発揮できるように、プレースパネルや柱などの配置を決定します。
このため、重量鉄骨造(ラーメン構造)、鉄筋コンクリー卜造(ラーメン構造、壁式構造)と比較しでも、基礎部分を小さくでき、軟弱地盤の施工も容易に行えます。
木造 | フレームキット | 重量鉄骨造 (ラーメン構造) |
鉄筋コンクリート造 (ラーメン構造) |
鉄筋コンクリート造 (壁式構造) |
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重量 | 18,000kgf | 19,000kgf | 38,000kgf | 314,000kgf | 340,000kgf |
比率 | 0.95 | 1 | 2.0 | 16.5 | 17.9 |
※条件:共同住宅4戸×3階、建築面積150m2・延床面積400m2で計算
基礎を除く、構造躯体のみの比較
すべての鉄骨部材は、「AI-FRAME」で得られたデータに基づいて1棟毎に工場で加工・組立された鉄骨プレカット仕様ですから、現場での切断・溶接等はありません。単に柱と梁、プレース端部等の接合部をボルト締めするだけ。現場施工はきわめて簡単です。使用する部材の種類も少なく品質管理も容易です。
鉄筋コンクリート造に比べて短工期で済みます。
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